iPhoneSE2(A2296)起床後に気づいたら電源が入らない本体の電源復旧

iPhone8とiPhoneSE2の基板は一緒?

iPhone8とiPhoneSE2は外観、部品共にかなり共通点が多くあります。
下位互換のある部品も多く、SE2の部品をそのまま8に使える場合もあります。
基板についても見た目がかなり似ており、基板上でも同一部品を使用している箇所が多くあります。
しかし、CPUは勿論、グレードアップされた部分については8と異なるICや部品が採用されている為、各部品の配列や並びは大きく異なります。
その為、基板修理においてもiPhoneSE2はiPhone8と異なる壊れ方をしたり、壊れやすい部品があったりします。
2つの基板を見比べると、iPhone8で壊れやすかった部分の回路が改良されている箇所等が発見できます。

回路には弱点がある

どうして壊れないように作ってくれないのかと考える方もいらっしゃるかとは思いますが、回路には壊れるならここからだろうと考えられる弱点のような部分があります。
しかし、その弱点があることで故障後においても基板修理によって再度起動させる事が出来ます。
CPUやメモリ等修理出来ない部品が壊れないように先に壊れてくれるように出来ていると考えると、その弱点も利点に見えますね。

iPhoneSE2の基板故障増加中

FIREBIRDではiPhoneSE2の基板故障のご依頼がだんだん増えてきています。発売してもうすぐ3年ですからそろそろバッテリーも弱り、基板も壊れてくるところですね。
今回のご依頼は就寝前までは使用出来ていたものの、起床後に見たら電源が入っておらず、充電してもボタンを押しても反応しなくなっていたiPhoneSE2です。

電気を流すと基板が発熱するのが特徴

基板に直流電源を取り付けた際、通常であれば勝手に電流は流れだしません。
しかし、故障した部品が基板上にあり、電気が漏れる状態になっていた場合には基板上のICや部品が発熱することとなります。

サーモグラフィで発熱箇所が探知出来れば良いのですが、こちらのようにメタルカバーで覆われた場所ではカバーを取り外さなければ発熱が探知出来ません。

取り外して拡大すると、この時点で故障したチップの色が変色していることもあります。今回はグレーになり、見た目で故障箇所が分かる状態でした。

故障した部品を取り外し、回路が修復されると発熱も漏電も解消しました。

起動が継続し充電機能に問題ないことを確認したらお客様に修理結果のご報告となります。

基板修理はFIREBIRDへ

FIREBIRDでは、成果報酬を機種に関わらず症状別の一律料金にて承っております。対応機種に掲載中の機種であれば、古くても新しくても一律ですので安心してご依頼頂けます。ぜひご検討ください。
iPhone電源復旧

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