iPhoneの電源が入らない
iPhoneの電源が入らない!起動しない!
まずは電源故障セルフチェックをお試し下さい
iPhoneの電源が入らない、起動しないという故障は大きく分けると基板の電気系統の不具合、もしくはリンゴループしている、のどちらかとなります。
ここでは電源が入らない症状についてご案内します。
iPhoneのリンゴループについては別ページをご参照ください。
セルフチェック方法
まずは電源ボタンを10秒以上押し続けてください。何か反応はありますでしょうか?
次に電源コンセントとつながったライトニングケーブルを挿してみてください。電池マークはつきますかでしょうか?
上記2点のどちらを試しても起動しない場合は、電源系統の故障が濃厚です。
その他にも電源系統の故障の場合、下記のような症状があります。
・リアカメラの下(本体裏側)付近が熱くなるだけで起動しない。
・起動はしていてバッテリー表示が0%表示のまま(その後数分間隔で再起動を繰り返す)
iPhoneの電源は主に2つの供給ルートから
当たり前の事ですが、スマートフォンは電気が供給されないことには何も動きません。
その主な電源供給ラインは2つあります。
一つはバッテリーによる内部電源から、もう一つはライトニングケーブルによる外部電源からの供給です。
最近では、ワイヤレスで充電できる「ワイヤレス電力伝送」がWPCという標準化団体が取り決めている国際規格「Qi」により互換性のあるワイヤレス充電も広まってきております。
バッテリーによる内部電源の供給が出来ないケース
充電済みのバッテリーを交換してもiPhoneが起動しない場合は、電源復旧(基板修理)が必要なケースとなります。
ライトニングケーブルによる外部電源の供給が出来ないケース
バッテリーの交換をすれば起動はするものの、ライトニングケーブルを挿しても充電マークが出ない。充電が進まない。
その後、バッテリーが切れたらそのまま起動しなくなるケースも電源復旧(基板修理)の対象となります。(※ライトニングケーブル交換でも症状改善しないケース)
どちらの場合もiTunes接続をしてPCでバックアップを取るという作業が困難となりますので、iPhoneの中にある大事なデータを取り出したいという場合はFIREBIRDをご利用下さい。
電源系統の電気回路に関してもう少し詳しく
さらに細かく見ていきますと、電源系統の故障には電気の供給ラインと信号の制御ラインの二つがあります。
iPhoneの電源ボタンを押し続けて起動させようとする時、回路内部ではこの電気の供給系統と信号の制御系統がお互いに連携し合っています。
基板部品の経年劣化、衝撃による基板部品チップの破損および剥離、
水没等によるパーツ腐食および回路ショート等、何らかの原因よって
電気の供給ラインおよび信号の制御ラインが上手く働かない場合は起動しなくなります。
基板修理ではそれら不具合箇所を細部まで解消する事で起動状態まで復旧致します。
iPhoneの電源が入らない故障 難しいのはその修理作業自体
iPhone等のスマートフォンは一般家庭で使われる電化製品の中では最も複雑な回路を持った電化製品である反面、故障の原因については一般的な電化製品と大きな違いはありません。
どこが違うのかといえば、やはりその部品チップの小ささや、複雑に張り巡らされている銅線の細さによる修理の難易度です。
特に電源周辺は数値が異なる多数のチップから故障原因を突き止めたのち、他のチップに影響を与えないよう緻密な半田作業と加熱技術により、原因箇所のみを直していくため、非常に繊細さが求められる修理となります。
複数専門技師による技術相談(ギソウ)の徹底
作業の流れとしては他の基板修理同様、基板と接続されている全ての部品を外すところから始まります。
次にマイクロスコープ(実体顕微鏡)を用いて、基板上の回路をチェックしていきます。起動回路を順にたどり、それぞれの電源系統と信号系統を調べていきます。
電源復旧は正しい手順で原因を探していけば、比較的復旧させやすい修理となります。
出来るだけ基板に負担のかからない修復方法で、スピーディに電源周りの修理を行っていきます。
FIREBIRDでは、複数専門技師による技術相談(ギソウ)によりノウハウを共有。自社内のノウハウやケーススタディを最大限に活用し、お客様の端末を復旧に導きます。
「電源復旧」の修理事例一覧
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iPhoneXS(A2098)他店舗で修理不可と判断された本体の電源復旧
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iPhone11(A2221)起床後に気づいたら電源が入らない本体の電源復旧
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iPhone8(A1906)原因不明で電源が入らなくなった本体の電源復旧
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iPhoneXS(A2098)使用中に突然電源が入らなくなった本体の電源復旧
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iPhone7(A1779)他店舗で修理不可と判断された起動出来ない本体の電源復旧
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iPhone6(A1586)5年程前アップデートした際に起動しなくなった本体の電源復旧
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iPhone6s(A1688)起床後に気づいたら起動していなかった本体の電源復旧
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iPhoneSE3(A2782)原因不明で電源が入らなくなった本体の電源復旧
iPhone電源系故障に多い要因
内部からの発熱は、主に「CPUやRAMなどのプログラムやデータの処理を行っている装置」、もしくは「バッテリー」から発生します。
普通にアプリを使ったりゲームをしたりして多少熱くなってしまうのは仕様上、当然のものですので問題ありません。
しかし、容量の大きいアプリを長時間使用したり、複数のアプリを同時に使用するなどして処理に大きな負荷がかかると、発生した熱が蓄積して端末が高温状態になってしまいます。
また、充電時はiPhoneを使用していなくても少し熱くなっています。
やりがちなこととして充電中にアプリを使用したりするとCPUからの発熱と相まって非常に高温になってしまう時があります。
こういう場合、PCや家庭用ゲーム機であれば冷却ファンや放熱スリットにより高温状態を防ぐことができますが、スマートフォンの場合はモバイル性や防水機能のため冷却機構はなく、逆に密閉構造により熱がこもりやすくなってしまっています。
高温状態はバッテリーの劣化にもつながりますので、充電中の使用は避け、通常時でもiPhoneが熱くなり過ぎていると感じたときはアプリを終了して冷却時間をとるようにしましょう。
外部からの発生要因としては、直射日光が当たる屋外や車のダッシュボードの上などに置きっ放しにしてiPhoneに熱がこもり高温状態になる場合が考えられます。
特に本体カラーがブラックやスペースグレーなど黒系の場合や、ケースやカバーに黒系統のケースを利用している場合は、太陽光を吸収するため熱を持ちやすくなるといわれています。
他にも高温多湿な環境、例えばお風呂やサウナ、夏場の屋外での使用でも熱がこもり高温になるケースが考えられます。
Apple公式のアナウンスにもあるようにiPhoneの動作環境は0度~35度、保管時はマイナス20度~45度とされています。
精密機械にとって高温は大敵となります。
負担の大きい使用方法や推奨しない環境下の使用は避けて、長く大切に使い続けることを心がけましょう。
特にiPhoneに使用されている「リチウムイオン充電池」は熱に弱く、劣化したバッテリーによる異常発熱が原因の場合もあるので注意が必要です。
当然こうした充電池はメーカーによる安全対策や安全性試験が行われた製品になりますが、扱い方が悪ければ、膨張したり、異常発熱したり、稀ですが最悪の場合は発火事故につながることもあり得ます。
異常を感じた場合は、すぐに修理に出すようにしましょう。
また、落下等による基板のチップ不良や、過電圧、電気系統の不具合等、iPhoneの電源が入らない故障は、様々な原因が考えられます。
まずは、お早めにFIREBIRDへご相談下さい。