iPhone6(A1586)水没により電源が入らない本体の水没復旧

こんにちは、FIREBIRDの佐々木です。
本日は、お風呂場で水没させてしまったiPhone6の修理についてご紹介致します。
初めてのiPhoneは6だったという方も多いのではないでしょうか。
歴代のiPhoneの中でもiPhone6は日本国内で非常に数多く出荷された機体です。

iPhone修理に携わっている修理者内でも、iPhone6はiPhone修理界の基本であり入門編に長らく位置付けられてきたはずです。

部品交換を伴う修理においてiPhone6は、iPhone5系以前と比べて部品の欠損等の事故が発生し辛く、iPhone6s以降の機種と比べるとフロントパネルと本体を接着するパッキンテープが無く開けやすい。そしてネジやカバーの配置がシンプルで覚えやすいという特徴があります。

そんなiPhone6ですが、修理のご依頼件数は減ってきています。
iOSのアップデートサポートからも外れてしまった為、ゲーム等最新のiOSが必要となるアプリをご利用の方はすでに機種変更されているものでしょう。

しかし、電話とメール、写真が取れればその他はあまり使わない層にとってはまだまだ現役です。

今回ご依頼頂いたiPhone6はまだ現役で使用されていた様子ですが、
お風呂場で水没させてしまい、その後起動しなくなってしまったとのことでご依頼頂きました。

内部を分解して確認したところ、水分は乾いており残っていませんでした。
しかし基板に貼られている水没で反応するシールは赤く反応済みの状態です。

基板を取り外したところ、Wi-Fi周辺に明らかな腐食を発見しました。

サーモグラフィで確認した発熱箇所とぴったり一致します。

緑と白の腐食に覆われている箇所をクリーニングした後がこちらです。

焦げた跡や腐食をすべて取る為にゴシゴシ強い力をかけてしまうとチップがポロポロと取れたり欠けたりすることもありますので、そっと力をかけずに取れる範囲で綺麗にします。

もちろん、腐食していた部分すべてが壊れてしまうわけではありません。
故障してしまった部品のみ取り外し、部品に応じて回路の修復を実施することになります。

回路修復後は、数値が改善しているか、最低限の部品で起動するか、お客様の本体と部品に基板を取り付けた場合でも起動するかの確認になります。
しかし、今回最低限の部品では起動したものの、お客様の本体に基板を戻すと起動しませんでした。

基板故障の他にもう一点。充電の口部分であるライトニングケーブルが壊れていました。

そんな時にはこの写真のように新しいライトニングケーブルを仮で取り付けて充電が正常に溜まるか確認し、部品の問題であると確認できたらお客様に部品交換が必要になる旨をご相談して、お見積りと修理内容に同意頂いたら部品交換を実施して動作確認することとなります。

水没復旧

関連記事

  1. iPhone8Plus(A1898)水没した後4日経って当店に到着した端末の復旧

  2. iPhone8(A1906)水没後、発熱を伴って起動不良となった端末の復旧

  3. iPhone 8(A1906)ショート跡があり起動出来ない本体の電源復旧

  4. iPhone6(A1586)自宅お手洗いに水没してしまった端末の復旧

  5. iPhone7Plus(A1785)洗剤に濡れて2日目に起動しなくなった端末の復旧

  6. iPhone6s(A1688)他店舗で修理不可と判断された起動出来ない本体の水没復旧