iPhone12Pro(A2406)発熱後に電源が入らなくなった本体の電源復旧

非常に増加傾向にあるiPhone12系統のご依頼

当店2022年9月のご依頼実績のデータによりますと、9月中のご依頼の中で12系統の機種は全体の約18%もの割合を占めていました。

5台に1台はiPhone12系のご依頼ということですね。

春くらいから徐々に12系の修理が増えてきてはいましたが、夏から急激に増えたように感じています。

2年で壊れてしまうのは驚き

2020年10月発売のiPhone12ですから発売日に購入されたとして約2年。
自然に壊れるにはまだ早いのではないかと考えてしまいます。
より高機能なCPUやカメラ等々繊細な部品や回路が増えているからなのかもしれませんが、ぜひ基板の耐久度も上げて頂きたいものですね。

バックアップの大切さは壊れた後に気付く

まだ購入して1年なのに、2年なのに壊れてしまったというお声は多く頂きます。残念ながら、iPhoneがいつ壊れるのかは誰にもわかりません。
いくら丁寧にご利用されていても思いがけず壊れることはあります。
ぜひ、壊れる前にバックアップを取得してくださいね。
もし、壊れた後にバックアップが無いとなった場合にはFIREBIRDをご利用ください。
起動してのご返却、またはバックアップデータの取得が叶うかもしれません。

発熱して起動しなくなったiPhone12Pro

今回のご依頼品は突然発熱し電源が落ちてしまったiPhone12Proです。
発熱が収まった後に電源ボタンを押してみたりしたものの、全くの無反応で電源が入らなくなってしまったと当店にご依頼頂きました。

発熱後に起動不良になるのは基板故障の特徴の一つ

起動不良になる直前に本体が異常に熱くなった、または熱くなっていたという際には、基板がショートした可能性が高いです。

また、部品交換のお店に故障した本体を持ち込んだ際、充電してあるバッテリーを仮付けしたら基板が熱くなったというお話が出た場合も基板のショートによる故障の可能性が高いです。

故障した基板は分解され故障箇所を特定される

iPhone12系統の基板は2枚の基板を重ねて作成されており、ショートした故障箇所を探す為には基板の分解が必須となってきます。

分解された基板のどちらに原因があるのかから確認し、原因がある方の基板をさらに調査して故障箇所を特定します。


発熱箇所から、経験と知識で故障箇所にたどり着き、処置を行います。

基板の分解や修理には200~400℃の加熱が必要

基板の分解そして故障箇所の修理には、取り外す箇所に応じて200~400℃の加熱が必要になります。
非常に高温での作業となりますので、修理後の基板は見た目で修理を実施したことが分かる状態になり、熱に弱い部品でなくとも400℃での加熱ですから故障箇所以外に全く影響が出ませんよとは言えません。
このことから、当店での基板修理は使用目的ではなくデータ目的の修理とさせて頂いております。

起動した本体は動作確認を実施してご返却

起動した本体については、まず起動が続くか、そして画面が映りタッチできるかを確認します。
パスコードをお知らせ頂けたお客様についてはその後、カメラ機能や各種センサー類等が使用出来るかも確認させて頂いております。

こちらの事例では、iTunesバックアップが可能、通信不可という形でのご返却となりました。
突然の故障でバックアップが無い!そんな時にはFIREBIRDをぜひご検討ください。
iPhone電源復旧

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