部品交換で基板が壊れることもある
部品交換ではフロントパネルやバッテリーパーツ等、部品の交換を実施することになりますが、交換作業の途中で基板を損傷してしまうことがあります。
部品交換で基板故障となった際のよくある原因
・フレームとパネルを外す/付ける際に基板を部品の突起で引っかいてしまった
・コネクタを取り外す際に勢い余って基板上にはんだ付けされた部品まで外してしまった
・コネクタが正しく接合していない状態で通電してしまった
・ネジを間違え基板を設計より長いネジで掘ってしまった
良くあるご依頼としては上記4つです。
部品交換が終わり、さぁ起動させてみようとした際に判明することとは思いますが、FIREBIRDなら部品交換後に起動しなくなってしまったというiPhoneの修理も可能です。
部品交換前のバックアップが大事
大手通販サイト等で手軽に部品が手に入るようになったため、ご自身で部品交換をしてみようとチャレンジする方もいらっしゃることでしょう。
部品交換を専門にしたお店でも部品交換で基板を損傷してしまうことがありますので是非慎重に、バックアップを取得した状態で挑戦することをお勧めします。
部品交換後に起動しなくなったiPhoneはFIREBIRDへ
もし部品交換前は起動していたけれど、パネルを交換したら、バッテリーを交換したら起動しなくなってしまったという場合、部品の問題でなければ基板の故障かもしれません。
バックアップを取得しないまま修理を開始してしまって起動しなくなった際にはFIREBIRDにご依頼ください。
今回のご依頼はコネクタ故障
ご紹介する故障はiPhone7P。修理後に起動しなくなってしまったとのことでご依頼頂きました。
早速分解して部品交換時に触る機会があり壊しやすい箇所を目視と顕微鏡でチェックしていきます。
コネクタに穴?
なんと、フロントパネルの画面表示の機能が割り振られているケーブルを取り付けるコネクタが溶けていました。
周囲のクッション材を取り外しさらに拡大したところ、プラスチック部分の一部が丸く溶け落ちたようになっています。
このようにコネクタが溶けたり欠けたりした際は、該当のコネクタを基板上から取り外し、
基板側に問題が無ければ無傷のコネクタに交換します。
交換後のチェック
金色のピン一つ一つに異なる回路が設定されている為、コネクタの交換をした際には、一つ一つのピンが基板に正しく接地しているか確認します。基板から離れてしまっている箇所がある際にはやり直しとなります。
起動しパスコード画面まで行けば修理完了
コネクタ部分のみの故障であれば画面が表示され、パスコード画面まで到達できれば修理完了です。