iPhoneSE2(A2296)水没後に充電をしてしまった端末の復旧

こんにちは。FIREBIRD修理センターの笹山です。

本日ご紹介する修理は、iPhoneSE2の水没端末となります。

こちらは、お客様ご申告によると水に濡らしてしまった後、
充電ケーブルに繋いで充電を試したり、電源を何度も入れようとされたものの起動せず
近くの修理店に持ち込んだところ、基板故障と診断されたそうです。

早速内部を見ていきましょう。

ちょうど基板を外した下に青サビ(赤丸)が見えています。

ということは、、、

やはり基板にもサビが出ています。

街の修理店でも、サビを落とすクリーニング作業はできますが、
綺麗に落としきれなかったりすると、電池に残った僅かな電気により、
漏電などがあった場合はまたサビが生成される事もあります。

また、サビは落としたら基板が通電するわけではなく、そのサビが付いていた
チップコンデンサーやチップ抵抗等の機能が生きているかによって状況は変わります。

さらに基板を見ていきますと、反対側(黄色丸)の端にもサビが出ていました。
これらのチップを一つ一つテスターで調べていきながら、問題のある物は取り除いたり、
交換をしたり、または応急処置を施したりして、まずは起動に関連する回路が正常に働くように調査を実施します。

そうして、電気的に問題が無い事を確認してから、「火入れ」(実際に通電させる)作業を行います。

水没の場合は、こうした下処理をきちんと行わずに無理に通電を繰り返すと、故障箇所がどんどんと派生していき、
始めは小さな傷だった基板故障が、メモリやCPU等にまで到達すると致命的故障となり、大切なデータが残せなくなってしまう事もあります。

今回のケースでは、漏電の電流値が比較的小さかったため、
メインの大動脈ではなく、枝葉末節のような部分での漏電だとの見立てが
できましたので、修復作業も比較的短時間にて行う事ができました。

しかし、点灯したディスプレイだけを見ますと、軽傷とは思えない濡れ具合でした。

冒頭の写真は、直流電源にて起動した時の写真となっています。
上記の写真と比べての違いはどこにあるかおわかりでしょうか?

答えは充電ができるかどうかが、この2枚の写真では違っています。
冒頭の写真は、単に起動しただけですが、充電ができていません。

このような水没では、充電部分が壊れる確率も高くなります。
幸い今回のお客様は、本体側の充電コネクタ部分を綺麗にアルコール洗浄したところ、
充電機能も回復しました。

もうダメかもしれない、と諦める前にぜひ一度FIREBIRD修理センターまでご相談ください。

水没復旧

関連記事

  1. iPhone6(A1586)水没により電源が入らない本体の水没復旧

  2. iPhone7Plus(A1785)水没により電源が入らない本体の水没復旧

  3. iPhone7(A1779)水没により起動出来ない本体の電源復旧

  4. iPhone6s(A1688)他店舗で修理不可と判断された起動出来ない本体の水没復旧

  5. iPhone XS(A2098)水没により起動出来ない本体の電源復旧

  6. iPhone8(A1906)耐水仕様でも内部に浸水してしまった端末の復旧