iPhone XS(A2098)水没により起動出来ない本体の電源復旧

こんにちは、FIREBIRD佐々木です。

本日は、水没の修理についてご紹介いたします。

こちらが今回ご依頼頂いたiPhoneXSのフロントパネルを開いたところです。
アウトカメラやフロントパネル、そしてケーブルの上にも水たまりが出来ている状態です。もちろん基板の裏側にも水が入り込んでいる状態でした。

最近、iPhoneが「防水」だと思っていたということで「洗ったら起動しなくなった」というお問合せを頂くことが多くなってきたのですが、iPhone7以降iPhone SE (第 2 世代)までの機種は「耐水」です。

また、公式HPには防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではない旨に加えて、通常の使用によって耐性が低下する可能性があることについても記載されています。

そして水濡れによる損傷は、保証の対象外となることが記載されていますので、iPhoneは水に浸けて使用が可能となる「防水」仕様ではないことが読み取れます。

iPhoneが「耐水」仕様となりだしてから数年がたちますが、「耐水」のiPhoneの機種の方が、そうではない機種に比べて、水没後にご依頼頂き本体を開封した際、水が残っていることが多いです。

「耐水」にするために、パッキンテープやゴムパッキン等で隙間が埋められている為、一度水が入ってしまった後に水が蒸発する隙間がないからです。

水が入ったまま何度も通電すると基板の損傷は悪化します。
水没による起動不良に陥った場合は、ご自身で乾燥させるのではなく、修理店等本体を開けられる場所に持ち込んで内部を分解して乾燥してもらうことをお勧めします。

部品だけ水没して壊れてしまった場合には、乾燥+部品交換で症状が改善することでしょう。
もし、乾燥と部品交換をしても改善しなかった際にはFIREBIRDをご検討ください。

今回ご依頼いたiPhoneは基板の乾燥とクリーニングで一旦の起動を確認することが出来ました。

しかし、バッテリーコネクタの口が緩んでいて、その為に起動が安定せずに数分の動作や少しの振動等で落ちてしまう状態でしたのでバッテリーコネクタの挿入口を交換させて頂きました。

こちらは見た目、数値では断定できない部分になりますので指先の感覚で判断します。
新しいコネクタに変えてから付けるとしっかりと噛み合っている感触が得られ、挙動も安定しました。

部品に関してはフロントパネル、バッテリー共に乾燥のみで問題無く起動できる状態で交換不要でしたので追加料金は発生せず。
綺麗に乾燥、クリーニングした状態でフロントパネルを閉じて修理完了となります。

水没復旧

関連記事

  1. iPhone6s(A1688) 洗濯機の中で浸水した端末のデータ復旧

  2. iPhoneXS(A2098)ひと晩中の充電で起動しなくなった端末の復旧

  3. iPhone8(A1906)耐水仕様でも内部に浸水してしまった端末の復旧

  4. iPhone6(A1586)水没により電源が入らない本体の水没復旧

  5. iPhone7(A1779)水没で起動出来ない端末のデータ復旧

  6. iPhone7(A1779)本体は起動しているが、画面が点かない端末の復旧