iPhoneは精密機器であり、何らかのきっかけでトラブルが発生することがあります。なかでも、多いのが「突然iPhoneがリカバリーモードになってしまった」というトラブルです。なぜ、突然リカバリーモードになってしまうのでしょうか。この記事では、iPhoneがリカバリーモードになってしまう主な原因と、リカバリーモードからの復旧方法について紹介します。
なぜリカバリーモードになるの？
iPhoneがリカバリーモードになると、「そもそもどういう状況なのかわからない」と焦ってしまう人も少なくありません。冷静に対処するためには、リカバリーモードについてきちんと知識を頭に入れておく必要があります。リカバリーモードとは、iOSの故障などによって正常に起動できなくなったiPhoneを初期状態にして、「使える状態に戻す」ことを指します。つまり、iPhoneのリカバリーモードの実行は、「iPhoneの初期化」ということになるのです。
なお、リカバリーモードになる原因は一つではありません。たとえば、iOSをアップデートしている最中にWi-Fiや電源が切れてしまうことも原因だとされています。それ以外にも、iOSの起動ができなくなった場合なども、リカバリーモードになってしまう大きな原因の一つです。このように、iOSの起動もしくは書き換えの最中に、何らかの理由でその作業が中断されてしまうことが、リカバリーモードの主な原因だとされています。
リカバリーモードになったときの対処法
リカバリーモードへの対処法はいくつかあります。焦らず、できそうなものから慎重に試してみることが大切です。まず試したい方法には、「バックアップの確認」が挙げられます。iTunesやiCloudのなかにデータが残っているかどうか、確認してみましょう。過去にiPhoneとiTunesをつないだことがあれば、バックアップが自動的に行われている可能性があります。なお、データを確認する際はフォルダ設定を「すべてのフォルダを表示する」に変更しておきましょう。
次に試したいのは、「強制再起動」です。なかには、何らかの拍子に偶然リカバリーモードになってしまったというケースもあります。このような場合は強制再起動を何度か試すことで、iPhoneを元に戻せる可能性があるのです。なお、iPhoneはモデルごとに強制再起動の手順が異なります。自身が使っているモデルを確認し、それに合う方法で再起動することが肝心です。一例として、iPhone7より前のモデルは、iPhoneの電源ボタンとホームボタンを10秒程度同時押しすることで再起動を行えます。iPhone7およびiPhone7Plus以降のモデルは、音量ボタンのマイナスを押し続けることによって、再起動できます。もしも再起動ができた場合は、iOSの更新を再開させましょう。なお、更新を行う際はWi-Fiや電源が落ちないように、十分注意する必要があります。
それでも解決しないときの最終手段
対処法を試してもリカバリーモードから復旧できない場合は、最終手段として以下の4つの方法を試すのも一案です。1つ目は「iCloudのバックアップデータをiPhoneに戻す」方法が挙げられます。iCloud上に音楽や写真、ビデオやアプリなどのデータが残っている場合、バックアップが可能です。しかし、iCloud上のデータを戻すためには、iPhoneを出荷時の初期状態にする必要があります。同じiPhoneを長く使っている場合は一度データを復元し、初期化しても問題ないかどうか確認しておくと安心です。
2つ目は「iTunesで初期化する」方法です。人によっては、データが消えても構わないという人もいるでしょう。また、中古販売を考えていたり、再起動を繰り返して困っていたりするケースもあるかもしれません。このような場合は、パソコンでiPhoneを初期化することも選択肢の一つです。初期化はパソコンでiTunesを起動させて、iPhoneの復元を行うことで簡単に実行できます。3つ目は「Appleストアやサポートに相談する」方法です。相談窓口で指示を仰いだり、サポートサイトを見て解決方法を探し出したりすることも一つの手です。特に、サポートサイトには過去の事例が多く掲載されているため、参考にすると良いでしょう。
4つ目は「修理業者に依頼する」方法です。Appleストアでは対処が難しいトラブルでも、修理の専門業者では解決できるケースがあります。リカバリーモードから復旧できる可能性もあるため、相談してみることがおすすめです。
冷静な対応がリカバリーモード解決のためのカギ！
リカバリーモードから復旧するためには、焦らず冷静に対処することが大切です。紹介した対処法を頭に入れて、慎重に試してみると良いでしょう。自身での対処が難しい場合は、「修理業者に依頼する」ことがおすすめです。修理業者のなかでも、「FIREBIRD」は独自のサードオピニオン体制で、しっかりと対応してくれます。修理料金も成果報酬型なので安心です。大切なデータを守るためにも、「FIREBIRD」に相談してみてはいかがでしょうか。
