iPhoneでバックアップできない時の原因とすぐ試せる解決策【iCloud・iTunes対応】

iPhoneデータ復旧 FIREBIRD

iPhoneのバックアップができないまま使い続けていませんか?
バックアップできない状態で突然の故障や紛失が起きれば、写真や連絡先、LINEの履歴など、かけがえのないデータが一瞬で失われてしまう可能性があります。
「バックアップできない」という小さなトラブルは、放置すると取り返しのつかない大きなリスクにつながってしまいます。
本記事では、iCloudとiTunes(Finder)の2パターンに分けて、iPhoneのバックアップができない原因と解決策をわかりやすく紹介します。
初めての方でも分かりやすく、すぐに試せる対処法をまとめているので、ぜひご活用ください。

iCloudでiPhoneのバックアップができない原因と対処法

iCloudを使ったバックアップは、日常的に手間なくデータを保存できる便利な方法です。
ただし、Wi‑Fiの不安定さやストレージ不足、設定ミスなどが原因で、うまくバックアップされないこともあります。
放置すると大切なデータを失うリスクにつながるため、早めの対処が大切です。

ここでは、iCloudでバックアップできない主な原因とその対処法を、わかりやすく解説します。

自動バックアップの条件を満たしていない

iCloudの自動バックアップは、次の3つの条件がそろっている場合にのみ実行されます。

  • Wi‑Fiに接続されている
  • 電源につながっている(充電中)
  • iPhoneがロックされている(スリープ状態)

このうち一つでも条件を満たしていないと、バックアップは行われません。

対処法:Wi‑Fi接続の再確認
安定したWi‑Fiネットワークに接続されているか確認し、必要に応じてルーターの再起動を行いましょう。
また、iPhoneを充電ケーブルに接続し、画面をロックした状態で再度バックアップされるか試してみましょう。

iCloudやApple Accountの設定トラブル

iCloudの設定やApple Accountの認証に不備があると、バックアップがうまく実行されないことがあります。
たとえば、パスワードを変えた後に再ログインしていなかったり、iCloudバックアップの設定がいつの間にかオフになっているといったことがあります。
iOSアップデート後に再ログインや利用規約の同意が必要になるケースもあるため、確認してみましょう。

対処法:Apple Accountからサインアウト・再ログイン
「設定」アプリからApple Accountを一度サインアウトし、再度ログインすることで解決する場合があります。
再ログイン後は、「設定」アプリから「[自分の名前]」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」>「今すぐバックアップを作成」をタップして、正常にバックアップできるか確認してみましょう。
「このiPhoneをバックアップ」がオンになっているかどうかの確認も忘れずに行いましょう。

iCloudストレージ容量の不足

iCloudの容量が上限に達していませんか?
「iCloudストレージがいっぱいです」等の通知が来る場合など、写真や動画、アプリのデータなどが蓄積すると、容量不足に陥りやすくなり、バックアップが実行されなくなることがあります。

対処法:不要なファイルを整理
「設定」アプリから「[自分の名前]」>「iCloud」>「ストレージ」の順に進み、不要な写真や書類などを確認・削除しましょう。
また、iCloud+にアップグレードして、より大きなストレージ容量を確保するのも効果的です。

iOSのバージョンが古い、またはシステムの不具合

iOSのバージョンが古いままだったり、一時的なシステムの不具合があると、iCloudバックアップが正常に動作しないことがあります。
過去にはiOSのバグでバックアップが失敗した例も報告されています。

対処法:iOSのアップデート
「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から、iOSが最新かどうかを確認し、必要に応じてアップデートしましょう。
アップデート後はiPhoneを再起動し、バックアップを再度試してみてください。

アプリやデータによる干渉

ごくまれに、特定のアプリやその保存データがiCloudバックアップを妨げることがあります。
問題のあるアプリや使っていないアプリのバックアップはオフにし、必要なデータだけに絞ることで、失敗のリスクを軽減できます。

対処法:問題のあるアプリのバックアップを解除する
「設定」>「[自分の名前]」>「iCloud」>「ストレージ」>「バックアップ」>「このiPhone」を開き、バックアップ対象のアプリ一覧から問題が疑われるアプリのバックアップをオフにしてみましょう。
その後、バックアップを再試行し、問題の切り分けを行います。

iCloudバックアップボタンがグレーアウト(押せない)場合

iPhoneの「設定」>「[自分の名前]」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」画面で、iCloudバックアップのスイッチがグレーアウト(選択不可)になっている場合があります。
これは、Wi-Fiに接続していない、ストレージ容量が不足している、または一時的なシステムエラーが原因であることが多いです。

対処法:Wi-Fi接続の確認とストレージ管理
まず、iPhoneが安定したWi-Fiネットワークに接続されているかを確認しましょう。モバイルデータ通信ではiCloudバックアップは動作しません。
また、iCloudストレージの空き容量が十分かどうかもチェックましょう。

一時的な障害やシステム側の問題

iPhoneの一時的な不具合や、AppleのiCloudサーバーに障害が発生している可能性もあります。
このような場合は、設定をいくら見直しても改善しないことがあります。

対処法:iPhoneの再起動とAppleサーバー状況の確認
まずはiPhoneを再起動(必要に応じて強制再起動)し、システムをリセットしてみましょう。
それでも改善しない場合は、Apple公式の「システム状況」ページで「iCloudバックアップ」が正常に稼働しているか確認してください(緑色のマークが表示されていれば問題ありません)。

一時的な不具合は再起動で解決できることも

iPhoneが一時的なバグや設定の乱れでバックアップに失敗していることもあります。
こうした軽度の不具合は、再起動や強制再起動でリフレッシュすることで解消できることがあります。

iTunes/FinderでiPhoneのバックアップができないときの原因と解決法

iPhoneをパソコンに接続して行うローカルバックアップには、Windowsや旧macOSで使われる「iTunes」と、macOS Catalina以降で使われる「Finder」の2種類があります。
これらはiCloudよりも多くのデータを保存できる点がメリットですが、接続不良やソフトウェアの不具合によってバックアップがうまく進まないこともあります。
放置すると、復元時に必要なデータが失われる可能性があるため、原因を特定し適切に対処することが重要です。

ここでは、iTunesやFinderでバックアップできない場合に考えられる主な原因とその対処法を、わかりやすく解説します。

USBケーブルやポートの故障

iPhoneとパソコンをつなぐUSBケーブルや、パソコン側のUSBポートが損傷していたり接触が不安定な場合、バックアップが途中で失敗したり、iPhone自体が認識されないことがあります。

対処法:他のケーブルやポートの使用
まずは別のUSBケーブルや、パソコンの他のUSBポートを使って接続し、再起動を試みましょう。
Apple純正またはMFi認証(Apple社が定める性能基準を満たした製品)のケーブルを使用することで、通信エラーのリスクを減らすことができます。

iTunesやmacOSのバージョンが古い

バックアップ用ソフトウェアであるiTunes(Windowsや古いmacOS向け)や、Finder(macOS Catalina以降)のバージョンが古いと、iPhoneとの互換性に問題が生じ、バックアップに失敗することがあります。

対処法:iTunesまたはmacOSのアップデート
iTunesを使用している場合は、Apple公式サイトまたはMicrosoft Storeから最新版に更新しましょう。
Macを使用している場合は、「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から、「夜間にアップデート」または「今すぐアップデート」を選び、macOSを最新の状態に保ってください。

「このコンピュータを信頼」の認証が不完全

iPhoneを初めてパソコンに接続する場合や、認証情報がリセットされた場合には、「このコンピュータを信頼しますか?」という確認メッセージが表示されます。
これをスキップまたはキャンセルすると、iPhoneが認識されず、バックアップができなくなることがあります。

対処法:信頼認証の実行とパスコードの入力
iPhoneを接続した際にポップアップが表示されたら、必ず「信頼」を選択し、画面ロックを解除してパスコードを入力してください。
認証が完了した後、あらためてバックアップを実行しましょう。

セキュリティソフトによるバックアップのブロック

パソコンにインストールされているセキュリティソフトやファイアウォールが、iTunesやFinderとの通信を妨げてしまい、バックアップが失敗することがあります。
特に、USB接続時の認証やデバイス認識が遮断されるケースが報告されています。

対処法:セキュリティソフトの一時停止または例外設定
一時的にセキュリティソフトを停止し、バックアップが正常に行えるか確認してみましょう。
改善される場合は、iTunesやFinderをセキュリティソフトの例外リスト(ホワイトリスト)に追加することで、今後の干渉を防げます。
バックアップ完了後は、セキュリティソフトを必ず元に戻してください。

バックアップデータの破損

過去に作成したバックアップデータが破損していると、新しいバックアップの作成が正常に進まないことがあります。
この場合、エラーが繰り返し表示される、もしくは途中で処理が止まってしまうことがあります。

対処法:古いバックアップを削除
iTunesのメニューから「環境設定」>「デバイス」に進み、一覧に表示されている古いバックアップを削除してください。
Finderの場合はPCとiPhoneを接続した後iPhoneを選択、「管理バックアップ」をクリックし、バックアップの一覧から不要な古いバックアップを削除しましょう。
その後、あらためて新規バックアップを作成し、正常に完了するか確認しましょう。

【Macユーザー向け】Time Machineの影響による空き容量不足

MacでTime Machine(タイムマシン)というバックアップ機能を使っている場合、「ローカルスナップショット」という一時的なバックアップデータが自動的に保存されます。
このスナップショットがたまると、Macのストレージ(空き容量)を圧迫し、iPhoneのバックアップに必要なスペースが足りなくなることがあります。

対処法:Time Machineの自動バックアップを一時的にオフにする
Time Machineの自動バックアップを一度オフにすることで、ローカルスナップショットが自動的に削除されます。

  1. 「システム設定」>「一般」>「Time Machine」に進みます
  2. 「バックアップ頻度」を「手動」に変更します
  3. 数分後にスナップショットが自動で削除されるのを待ちます
  4. 削除が完了したら、必要に応じて自動バックアップを再びオンに戻せます

※macOS Monterey以前をご使用の場合は「システム環境設定」>「Time Machine」から「バックアップを自動作成」のチェックを一度外してください。

ハードウェアやシステムの不具合

ここまでの対処法をすべて試しても問題が解決しない場合、iPhoneやパソコン側にハードウェアの故障やシステムの不具合がある可能性があります。
たとえば、USBポートの物理的な破損や、OS・ドライバのエラーなどが原因になることもあります。

対処法:他の機器での接続・最終手段としてのDFUモード
他のUSB機器をすべて外し、別のUSBポートやケーブルで接続し直してみましょう。
別のパソコンでも同じ症状が出るかを確認することで、問題の切り分けができます。
それでもバックアップがうまくいかない場合は、DFUモード(初期化を伴う復元)を試す選択肢もあります。
DFUモードはiPhoneを初期化して復元する操作になるため、実行前に注意が必要です。
操作に不安がある場合は、無理せずAppleサポートに相談しましょう。

それでもダメなときは?最終手段とプロの頼り方

ここまでの対策をすべて試しても、バックアップがうまくいかないことがあります。
特に、システムの深い不具合や端末の故障が原因の場合は、自分だけで解決するのが難しいこともあります。

そんなときは、無理に自力で解決しようとせず、Appleサポートや専門店の力を借りることが大切です。
このセクションでは、バックアップが取れないときの「最終的な選択肢」として考えられる方法を紹介します。

Appleサポートに問い合わせる

自分で解決が難しいトラブルは、Apple公式のサポートを利用するのがおすすめです。
チャットや電話、メールなどで状況を詳しく聞いてもらい、具体的な解決方法を教えてもらえます。
必要に応じて、お近くのApple Storeにある「Genius Bar」で直接サポートを受けることもできます。

サードパーティ製バックアップツールの利用を検討する

公式のiCloudやiTunes/Finderでバックアップできない場合は、サードパーティ製のバックアップツールを試す方法もあります。
ただし、これらはAppleの公式ツールではないため、データの安全性や信頼性をよく確認したうえで、注意して使うことが大切です。

重要データの手動バックアップ

自動バックアップがうまくできない場合でも、大切なデータだけは手動で保存しておくことが大切です。
写真や動画、連絡先、メモ、カレンダーなどは、他のクラウドサービスや外部ストレージを使って個別にバックアップできます。

主なデータごとの手動バックアップ方法

【写真・動画のバックアップ】
「Googleフォト」や「Amazon Photos(Amazonプライム会員向け)」などのクラウドサービスを使いましょう。
App Storeからそれぞれのアプリをインストールし、Googleフォトでは「バックアップと同期」をオンに、Amazon Photosでは初回起動時に「写真へのアクセスを許可」>「バックアップの自動有効化」を選んでください。

【連絡先のバックアップ(PC使用)】
iCloudから連絡先をvCard形式でエクスポートし、「Google連絡先」にインポートします。手順は以下の通りです。

  1. iCloud.comにログインして「連絡先」を開きます。
  2. 画面左下の歯車アイコンから「すべてを選択」を選びます。
  3. もう一度歯車アイコンをクリックし、「vCardを書き出す」を選択すると.vcfファイルがダウンロードされます。
  4. 「Google連絡先」にログインし、左メニューの「インポート」からダウンロードした.vcfファイルをアップロードします。

【メモやファイルのバックアップ】
「Googleドライブ」や「Dropbox」などのクラウドストレージに保存しましょう。
App Storeからアプリをインストールし、保存したいメモやファイルを選択して「共有」から目的のクラウドサービスを選びます。

これらの方法で、万が一iPhoneが故障したり初期化された場合でも、大事なデータを守ることができます。

iPhoneバックアップ失敗を防ぐためにできる3つの習慣

バックアップの失敗は、大切なデータを失うリスクを伴います。
問題が起きてから慌てないように、日頃からしっかり予防策をとっておくことが大切です。

iCloudとローカルバックアップの両方を使ってリスクを分散しよう

iCloudとパソコンの両方でバックアップを取っておくことで、どちらかにトラブルが起きても大切なデータを守ることができます。
自動でバックアップできるiCloudと、大容量のデータも保存できるパソコンへのバックアップを両方活用しましょう。

iCloudバックアップの設定方法

「設定」>「[自分の名前]」>「iCloud」>「iCloudバックアップ」を選び、「このiPhoneをバックアップ」をオンにします。

パソコンへのバックアップ方法(iTunesまたはFinder)

パソコンにiPhoneをUSBケーブルで接続し、iTunes(Windowsや旧Macの場合)またはFinder(macOS Catalina以降の場合)を起動します。
接続したiPhoneを選択し、「今すぐバックアップ」をクリックしてバックアップを開始してください。

これらのバックアップを定期的に行う習慣をつけることで、万一iCloudの容量不足やパソコンのトラブルがあっても、片方のバックアップでデータを守ることができます。

定期的にストレージの整理をしよう

iCloudやパソコンの空き容量不足が原因で、バックアップに失敗することがあります。
定期的にストレージを整理し、不要なデータを削除することで、安定したバックアップ環境を維持できます。

iCloudストレージの確認と整理

「設定」>「[自分の名前]」>「iCloud」>「ストレージ」の順に進みます。
ここで、使っていないアプリのデータや古いバックアップを選んで削除できます。
もし容量が足りなくなりやすい場合は、「ストレージプランを変更」から容量を増やすことも検討しましょう。

パソコンの空き容量を確保しよう(Mac・Windows共通)

Macの場合
画面左上のAppleメニューから「このMacについて」>「ストレージ」タブをクリックして、空き容量を確認します。
不要なファイルは削除したり、HDDやSSDなどの外付けドライブに移動しましょう。
また、ゴミ箱の中身も忘れずに完全に削除してください。

Windowsの場合
エクスプローラーを開き、「PC」>「Cドライブ」を選択して空き容量を確認します。
不要なファイルを削除したり、「ディスククリーンアップ」ツールを使うことで容量を増やすことができます。

iOSやバックアップ用ソフトは常に最新に

iOSやiTunes(Windows)/macOSのバージョンが古いと、バックアップに不具合が出ることがあります。

iOSのアップデート手順

  1. 「設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」を開く
  2. 新しいバージョンがあれば「ダウンロードしてインストール」をタップ

※Wi-Fiに接続し、充電中であることを確認してから行いましょう。

iTunesやmacOSのアップデート方法

  • iTunes(Windows):iTunesを起動し、メニューバーの「ヘルプ」>「更新プログラムを確認」
  • macOS:「システム設定」>「一般」>「ソフトウェアアップデート」から確認・更新

定期的にiOSやバックアップ用ソフトをアップデートすることで、バグや互換性の問題を防ぎ、安定したバックアップが可能になります。

「iPhoneのバックアップができない」を防ぐために今できること

iPhoneのバックアップができない原因は、設定の見落としや通信環境の不調、iOSの不具合など多岐にわたります。
この記事で紹介したチェックリストと対処法を順に試すことで、多くのトラブルは解決できます。

また、定期的なバックアップとストレージの管理、OSの更新などを習慣にすれば、バックアップ失敗のリスクを大きく減らせます。
もし自力で解決できない場合は、Appleサポートの利用を検討しましょう。
大切なデータを守るために、日頃からの備えが何より大切です。

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