iPhoneXR(A2106)発熱後に起動しなくなった本体のデータ復旧

アプリ操作中に発熱して起動不良に

今回ご依頼のiPhoneXRは、アプリ使用中に発熱。突然起動しなくなってしまったとのことです。

ゲーム中や動画再生中は基板が熱を持ちやすい

フレキシブルアーム等で手に持たずにiPhoneを稼働させていて、ふと画面をタッチした際にびっくりするほど本体が熱くなっていたということはありませんか?
ケース等がついていて熱がこもりやすく、分かり辛いという場合も多くあるかとは思いますが、基板が発熱するような使用を続けているとある日、突然起動しなくなってしまう恐れがあります。

基板故障の際には手で持てないくらい熱かったという方も

過去に頂いたご依頼では、突然持っていられないくらい熱くなったという方もいらっしゃいました。

発熱後の起動不良はほぼ基板故障

起動不良になる直前、又は直後にiPhoneが発熱していた場合、かなり高確率で基板が壊れています。部品交換で直るのはごく少数であると言えるでしょう。

故障したiPhoneを分解する

故障したiPhoneのフロントパネルを外して確認したものの、目に見えた損傷はありませんでした。しかし、基板を外してフレーム側を確認したところ、白い粉状のものが付着しているのを見つけました。

基板から粉が発生している


基板を裏側から確認したところです。
基板の横部分から白い粉が出ていますね。

裏面のゴムシールを剥がすと、ショートした部品が現れました。
ショートした部品は、黒く焦げ付くこともありますが今回のように白い粉が噴き出たようになることもあります。
また、見た目でショートしていそうな部品と、実際に起動不良の原因となっている部品が違う場所であったということも少なくはありません。
清掃し、さらに調査して壊れてしまった回路を修復します。

回路修復後は起動出来るように


ご覧の通り、回路修復後は起動し入力操作も受け付ける状態となりました。フロントパネル部品がお客様の本体に取り付けられていたものでは動作しませんでしたので部品交換を実施するか、データのみのご返却とするかお客様と相談し、フロントパネルの交換をして起動する状態でのご返却と決定しました。

お手元に到着後は出来るだけすぐにバックアップをお取りください

修理後のiPhoneはお手元に到着したらなるべくすぐにバックアップを取得してください。
iCloudでは設定しておけば毎晩バックアップを自動で取得してくれます。

もし、バックアップを取っていないのに起動しなくなってしまったら。
FIREBIRDへご依頼ください。壊れたiPhoneからデータを取得することが出来るかもしれません。
iPhone電源復旧

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