iPhoneX(A1902)原因不明で電源が入らない本体の電源復旧

こんにちは、FIREBIRDの佐々木です。
本日はiPhoneXの起動不良のご依頼をご紹介致します。

落としたこともあるし、お風呂にも持ち込んでいるものの、起動不良になったのは”気づいたら”で落とした直後や水濡れ直後ではなかったとのことでした。

iPhone8の次に発売されたiPhoneXですが、iPhone8に比べるとかなり防滴性能については上がっています。
フロントパネルと本体フレームを接着する両面テープの強度がかなり上がって修理店としては開け辛くなりました。
しかし、防滴に関しては耐えられるようになったものの、やはりイヤスピーカーの為のメッシュ部分、そして下側のメインスピーカーとマイクの穴からは浸水しやすいようです。
音が通る=小さな穴が開いているということなのですが、
メッシュの目やスピーカーの作りと接着等である程度の雫は通り辛くなっています。
水滴ならば弾かれることが多いのですが、どうしてもお水に完全に浸かってしまうと本来内部の空気が抜けて代わりにお水が入ってしまいます。

こちらの本体はフロントパネルを開封して開けたところ、フロントパネル裏側も基板側にも水濡れ跡はありませんでした。

フロントパネルや背面ガラスには小傷があり、落下の影響が出た可能性はあります。

直流電源に繋いで漏電を確認したところ、4A程度の漏電を確認しました。

iPhoneXの漏電修理はまず基板を上下に分割するところから開始します。
基板を上下に分けることによりどちらに問題があるのかを切り分けることが出来ます。

今回の漏電は基板上部で発生していました。
基板の左上と左下が熱くなっている表示になっていますが、下側は元々電気を通した際に熱くなる場所ですので今回の故障箇所は左上であるとわかります。

こちらが問題発生箇所です。
見た目では他と変わりないようでしたが取り外してみたところ、足がぐらついており、焦げていました。

漏電がここでしっかり止まりましたので基板の上下をくっつけて他に問題がないか確認します。

基板と直流電源、フロントパネルのみで起動するかまずは確かめます。

無事起動しタッチが動作することを確認出来ました。
ここまで確認できたらお客様のフレームに基板を戻して各パーツを取り付けた状態で起動するか、そして起動が安定するか、使用できない機能が無いかの確認へ進みます。

水没故障の場合はこの時点で○○を取り付けると起動しない等の不具合が出たりするのですが今回はすべてのパーツを取り付けても問題無く、無事修理完了となりました。

電源復旧

関連記事

  1. iPhone8(A1906)発熱後に電源が入らない本体の電源復旧

  2. iPhone 8(A1906)他店舗で修理不可と判断された起動出来ない本体の電源復旧

  3. iPhone7(A1779)電源を起動させたらブラックアウトした端末の復旧

  4. iPhone8(A1906)バッテリー残量があるのに、突然電源が落ちた端末の復旧

  5. iPhoneX(A1902) 落下によりタッチが効かなくなった端末の復旧

  6. iPhone6Plus(A1524)使用中に突然電源が落ちた端末の復旧