iPhoneSE(A1723)充電ケーブルに繋いでも電源が入らない本体の電源復旧

こんにちは、FIREBIRDの佐々木です。
気づいたらiPhoneの充電が残り少なくて、慌てて充電ケーブルに繋いでほっと一息という場面は皆さまご経験されているのではないでしょうか。
今回ご紹介するケースでは、充電が残り少なかったのでケーブルに繋いでしばらく放置し、充電溜まったかなと確認したところ、起動しておらず電源も入らない状態になっていたそうです。

ご依頼頂きましたのは旧型のiPhoneSEです。
小さいサイズでホームボタンが付いていた最後の機体となり、格安SIMのキャリア等でもかなり長めに販売され続けていましたしiOSのアップデートにもまだ対応していますので未だ現役で使用されている方も多いはずです。

ご依頼品の基板を調査すると、基板から漏電が発生していることが確認出来ました。
漏電が確認出来たら本体フレームより基板を取り外して損傷個所を探します。

iPhoneSEは背面がメタルプレートで覆われており、メタルプレートを取り外さないと損傷個所を探す事が出来ません。

こちらはメタルプレートが付いたままの状態でサーモグラフィを使用し発熱を確認した際の画像です。
基板に開けられた2つの穴のうち、下側の穴付近が白く発熱しています。

発熱していた穴付近がこちらとなりますが、こちらは漏電時に発熱しやすいICがあり、起動不良の原因箇所ではないことが多い場所です。

メタルカバーを外してもう一度サーモグラフィで確認した画像がこちらです。
黄色の円で囲った場所が他の箇所と比べて白く表示されていますね。
基板の状態にもよりますが、発熱しやすいICと故障した場所が同時に発熱した場合、故障した場所の発熱量や時間が小さすぎてサーモグラフィで確認出来なかったり、一瞬しか熱を持たなかったりすることがあります。

今回のように、サーモグラフィで発見できる形で発熱が確認出来ると、お預かり時間少な目で早めに修理してお返し出来る可能性が高まります。

起動とタッチが確認出来ました。
全てがスムーズに進めばご依頼品を解体し始めてから30分でここまで確認出来ることもあります。

しかしICの交換や、サーモグラフィでは原因箇所を絞れない症状、フロントパネルやバッテリー等部品が壊れていたり、水没で内部に錆や腐食が拡がっていたり等、作業にどうしても時間がかかってしまう場合もありますので、基本的には約1週間程度のお日にちを考えて頂いています。
ご依頼品到着後すぐに故障箇所が発見され修復出来た際には到着日当日に修理したお品を発送させて頂くこともあります。

起動しなくなったiPhoneのデータ復旧、iPhone電源復旧はFIREBIRDにお任せください。
可能な限りスピーディに対応させて頂きます。

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