iPhone8Plus(A1898)起床後に気づいたら起動していなかった本体のデータ復旧

こんにちは、FIREBIRDの佐々木です。
本日は、起床後に気づいたら起動していなかったiPhone8Pのご依頼をご紹介致します。

起床後にiPhoneが起動しなくなっていたというご依頼はかなりFIREBIRDの中でもご依頼を頂く事の多い故障タイミングとなります。

就寝時、充電器にiPhoneを繋いで寝るという方はかなり多いと思われます。私もそうです。
充電器に居ないで眠る理由は、昼に使用して減った充電を溜めるという目的の他に、自動でバックアップをする為であったり、自動でアップデートをする為であったりするかと思われます。

iCloudバックアップの設定がオンになっていれば、iPhoneが電源に接続され、ロックされ、Wi-Fiに接続されていれば、夜中の操作していない時間に勝手にバックアップを取ってくれるというわけです。

ご自宅にWi-Fiがある場合はぜひ設定しておいてくださいね。
ただし、iCloudの容量が不足しているとバックアップに失敗しますのでご注意ください。

ちなみに、LINEのトーク履歴についても設定がされていれば、指定したバックアップ頻度で電源に接続され、Wi-Fi接続されている際にバックアップを取得してくれます。
LINEのトーク履歴についてはお問合せがかなり多い部類になりますが、バックアップを取得する為にiCloudとLINE双方での設定が必要となります。どちらかの設定が不足しているとバックアップが取得出来ていない!ということがありますのでご注意くださいね。

しかし、FIREBIRDにご依頼頂くお客様のiPhoneは既に壊れており、操作が出来ない状態であることが大半です。
起動しない、操作出来ないiPhoneでバックアップを取得する為には、FIREBIRDでの端末復旧が必要となります。

通電チェックをした後に分解したiPhoneはまず基板を目視で確認するのですが、明らかに錆びている部分が発見されました。

大きなチップの左端と上側を中心に錆びが発生しています。
本体内部の数カ所に貼られている水に赤く反応するシールは白い状態でしたが、隙間から水分でも入ったのでしょうか。
分解時に水気はありませんでしたが、位置的にスリープボタンの隙間、またはフロントパネルとフレームの間から水分が入った可能性が考えられます。

錆びていた場所をクリーニングしたところになります。
左側は焦げて取り付けられていたはずのチップが無くなってしまっており、上側は部品の片方のハンダが無くなってしまっています。

必要な処置を実行して状態が改善することを確認しましょう。

水没の可能性があるiPhoneの場合は、ご依頼品に取り付けられていた部品が使用出来ない可能性がある為、一度基板とテスト用のフロントパネル、そして電源のみで起動するか確認します。

最低限の部品で起動することが確認できたらご依頼品の部品は使用可能なのか含め、充電するか、起動が継続するか等、お渡しできる状態になるかのチェックとなります。

今回のご依頼品はフレーム側にも錆びが見られましたが動作確認の結果に不具合は見受けられませんでした。

バックアップが取れていない状態でiPhoneが起動しなくなってしまった際にはぜひFIREBIRDにお任せください。

iPhoneデータ復旧でデータの救出、またはバックアップが出来る状態に修理出来るかもしれません。ご依頼、お問合せをお待ちしております。

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