iPhone11(A2221)起床後に気づいたら電源が入らない本体の電源復旧

FIREBIRD修理センターです。

本日は、前夜に時間を確認した時は画面が表示されたが、
翌日起床後、端末を操作するも反応が無く起動しなくなっていたiPhone11のご依頼をご紹介いたします。

iPhoneを充電したまま就寝すること

iPhoneを充電したまま就寝することは割と日常的な事だと感じています。

「日中減った分の充電」や、「自動バックアップ・自動アップデート」を目的され方がほとんどではないでしょうか。

iCloudバックアップの設定がオンになっていれば、Wi-Fi接続状態で、iPhoneが充電器に繋がれ、ロックされているタイミングで勝手にバックアップを取ってくれるというメリットがあります。
(iCloudの容量が不足しているとバックアップに失敗しますのでお気を付けください)
また、LINEのトーク履歴についても設定がされていれば、指定したバックアップ頻度で電源に接続され、Wi-Fi接続されている際にバックアップを取得してくれます。(iCloudとLINE【双方での設定が必要】となります。)

充電したままの就寝は色々とメリットがありますが、基板には負担のかかる事となります。

原因不明だから修理は難しい、、、?

「朝起きたら突然起動しなくなっていたんです。原因が不明だと、なす術はもうないですよね、、、?」

当店ではこのようなお声をいただく事が多くございますが、
【起床後、iPhone起動しない】というご依頼はFIREBIRDの中でもかなり多いご申告となります。

故障したiPhoneの中にバックアップを取っていない大切なデータがありましたら、諦めずに一度FIREBIRDにご相談くださいね。

ご依頼頂いたiPhone11の修理

今回ご紹介するiPhone11のご依頼も含め、
FIREBIRDにお送り頂くお客様のiPhoneは既に故障しており、電源が点かないまたは操作が出来ない状態です。

起動しない、操作出来ないiPhoneでバックアップを取得する為には、FIREBIRDでの端末復旧が必要となります。

早速、作業を進めていきましょう。

通電チェックにて、漏電が発生している事が判明しました。

漏電はどこで発生しているのか?それを調べることが次のステップです。

本体を分解し、基板だけの状態にしたらまずは目視で確認します。明らかに錆びているところなどはみあたりませんでした。

次に半田で合わさっている2層の基板を高温の熱で分割しました。

割った後の上側基板と下側基板をならべるとこのような形になります。

上下別々に調べ故障箇所を追っていき、

原因箇所の処置を行って、通電チェックを行います。

問題のある部分は無事に取り除けたようですので、電源につないで起動させてみます。

無事にパスコード入力画面が表示され、緊急の画面でタッチ操作も問題なくできる事がわかりました。
その後、修復後の基板を元通りに組み戻し、起動に問題のあるパーツもありませんでしたので、そのまま起動状態でバックアップ操作ができる形でお客様へご返却することができました。

大切なデータは端末の中にしかない!!

昨今、クイックスタート(新旧iPhoneを隣に並べてデータ移行する方法)の普及により、
バックアップを取らずに機種変を行う方が増えている印象です。

数年間、一度もバックアップを取得せず、
クイックスタートでデータ移行を行い、今までの全てのデータは端末の中にしかない!という方も少なくありません。

新機種に買い替えようとした矢先に起動しなくなってしまった等、
データのバックアップがまったく取得出来ていない等でお困りの際はぜひFIREBIRDまでご相談ください。

iPhone電源復旧

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