iPhoneX(A1902)修理店での部品交換ではタッチ不具合症状が改善しなかった端末の復旧

こんにちは。FIREBIRD修理センターの笹山です。

本日、ご紹介するのは街の修理店に持ち込んで部品交換を試してもらったものの、
タッチが効かないという症状が改善しないiPhoneXの修理です。

iPhoneX以降基板は2層式となっており、メインとなるCPUは全て上層部の基板の裏側
つまり2枚の基板に挟まれた内側に格納されています。

この写真では、少しわかりにくいかもしれませんが、上の方に黒いシールのようなものがついており、
ナイフで切れ目を入れた後を撮ってみました。

これから2層の基板を分割していくのですが、この2層は上下で大きさが違っており、
上層の方が小さいにも関わらず、メインとなるCPUやメモリが全て収まっており、
故障原因の過半数はこの上層部側にあります。

こちらの写真は上層部を取り外した後の下層側を上から見た写真です。
多くの点々とした小さな丸い銅色や銀色をしたホールが見えますでしょうか?

これは、上層部と下層部を繋いでいる回路となります。

こちらは、同じ基板の別の部分を切り取った写真となります。

これら2枚を見てお気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、
この点々とした銅色と銀色がそれぞれ混ざりあっているのがおわかりでしょうか?

他のブログもご参考いただければと思いますが、
本来この点々としたホールは銀色に輝いているべきものです。

それが、どうして銅色になってしまったかといいますと、
この銅色の面は本来は上側基板にくっついていなければならないものでして、
それが、強い落下の衝撃によりここまで剥がれてしまったと考えられます。

それが影響して、お客様の端末は画面は点くがタッチ操作が一切効かず、
ディスプレイパーツを交換してみてもその症状は変わらなかったというわけです。

ここまで見て頂ければ、基板修理がどのような事をしているかの一遍はおわかりいただけるのではないでしょうか。

今回、ここまで広範囲に渡ってパターンが剥離しているケースも珍しい事もあり、
当ブログでご紹介させていただいた次第です。

通常であれば、タッチが効くかどうかだけの確認ですので、先の写真のように
パスコードの入力画面で簡単なチェックで済ませますが、今回はパターンの剥離もあった事もあり、
緊急画面に切り替えてパネルの1から準に全てのボタンを押してみての確認も加えております。

今後のiPhoneは性能の向上と、本体サイズの兼ね合いから全てこういった2層式の基板に変わってくる
ものと思われますが、こういった不具合はお客様はもちろんのこと、修理店のスタッフも目で見てすぐに
わかる事でもありませんので、基本的にはお預かりでの修理となってしまいます。

弊社でも即日直る不具合もあれば、1週間ほどのお預かりとなるケースもござます。
スタッフ一同、1台でも多くのこういった不具合でお困りのお客様のお役に立てれればと
日々修理技術を磨いておりますので、何かありましたらぜひFIREBIRD修理センターへご相談ください。

タッチパネル復旧

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