iPhone8Plus(A1898)水没した後4日経って当店に到着した端末の復旧

こんにちはFIREBIRD修理センターの笹山です。

今回はiPhone8Plusの起動しなくなった端末の復旧をご紹介いたします。

こちらの本体、水没後電源を入れてしまったとの事で、近くのiPhone修理店へ持ち込まれたものの
部品の交換では直らず、基板の問題との事で当店へ修理ご依頼をいただきました。

早速調査に取り掛かります。

こちらの写真は、電源(スリープ)ボタンと繋がる基板上のコネクタになります。
黄色で囲ったところは腐食が出てしまった部分です。

同様にディスプレイと繋がるコネクタ付近にも錆びが浮かび上がっていました。

ここまで腐食が進んでいるにも関わらず、基板そのものに漏電はありませんでしたので、
まずは基板のアルコール洗浄から進める事にします。

iPhone8Plusの基板は、裏側に黒いシートが真ん中を境に、上下に1枚ずつ計2枚張られていますので、それぞれを剥がします。
すると隙間から入り込んだ水分により、次の写真のようにかなり腐食が進んでいる状況でした。

どこもかしこも錆びだらけといった状況です。

目につく錆びを順番に落としていきます。
幸い、海水ではないとの事でしたので、まだ水没から4日間しか経過していない事も考慮して
とにかく基板を綺麗にする事を心掛けて作業をします。

基板を上から順番に見ていき、腐食が取れる箇所は工業用アルコールにて綺麗に落としていくこと約10分ほどで、ひとまず腐食は見当たらなくなりました。

ここで初めてスリープボタンを押して、起動電流値を確認しつつ起動するかを見ていきます。

すると、画面を注視するとうっすらリンゴマークが見えましたので、基板の電源は生きているようです。

よって、今回のメインとなる修理はバックライト系です。

バックライト故障には大きく2つのケースがあり、大きな制御用半導体そのものの故障から、極小さなチップ部品が断線している事によるものとがあります。
今回の基板を調査していくと、どうやら後者の方でしたので、不具合のあったチップを取替えてあげます。

そうして、無事にバックライトも正常な明るさに戻りましたので、パスコードをお伺いして動作確認を行います。

画面をよく見ると水没の影響で、若干シミが見てとれましたが、お客様のご希望によりパネルはそのままでのお返しとなりました。

水没時の対処法はインターネット上に数多く掲載されておりますが、一口に水没と言っても内部にどれだけ浸水しているか、
その水分にどれほど塩分が含まれているか、機種は何か等々によっても、その対処方法は千差万別ございます。

ただ、共通して言える事は「迅速な対応を取られた」お客様のiPhoneは比較的復旧に成功しているという事です。

水没してしまった際はどうしても慌ててしまいますが、まずは水分を拭き取り電源には触らず、充電もせずにお近くのiPhone修理屋さんにお持ちする事をおすすめします。
そこでも直らないような重度の故障と診断された際はFIREBIRD修理センターまで水没復旧をご依頼くださいませ。

関連記事

  1. iPhone 8 Plus(A1898)原因不明で電源が入らない本体の電源復旧

  2. iPhone8Plus(A1898)充電したまま就寝し、起床後に起動しなくなった端末の復旧

  3. iPhone8(A1906)ドラム式洗濯機で洗われた端末の復旧

  4. iPhone7Plus(A1785)洗剤に濡れて2日目に起動しなくなった端末の復旧

  5. iPhone 6s(A1688)チップ損傷により他店で基板の問題と言われた本体のバックライト復旧

  6. iPhone 8 Plus(A1898)充電器に繋いだまま起きたら起動しない端末の電源復旧