こんにちは。FIREBIRD修理センターの笹山です。
1年延期のすえ開催された東京オリンピック2020大会も終わり、気がつけばコロナ禍ももう1年半近くになります。
当店は東京都の新宿区(JR新宿駅から徒歩スグ)にありますが、緊急事態宣言中もスタッフは感染予防に留意しつつ、
お客様の起動しなくなったiPhoneから大切なデータを取り戻す一助となるよう日々基板修理を行ってまいりました。
まだまだ残暑は厳しいですが、1台でも多くお客様iPhoneのデータ復旧を目指してこれからも基板修理に励んでまいります。
久しぶりのブログという事で、ご挨拶をはさみまして、本日ご紹介しますのはiPhone11の起動しなくなった端末のデータ復旧です。
こちらは、FIREBIRDではおなじみの「朝起きたらシリーズ」で電源が入らなくなっていたとのご申告でした。
iPhoneは日中もそうですが、夜私たちが寝ている間も、画面が点いていない時にiPhone内(のバックグラウンド)では
アプリの更新等で動いている(通信している)事があります。
また、通信していない場合も充電ケーブルに挿して充電している限り、iPhoneはかすかに動いています。
iPhoneが自然に壊れる原因は色々とあって、ひとえにコレだとは断言することはできませんが、
主な原因は1)主電源のショート 2)通信系統のショート 3)制御半導体の不具合 等々があります。
よく、修理で無事に起動したお客様から、「今後のためにどのような事を気をつければいいか?」というご質問を多くいただきますが、
お答えとしては「こまめにバックアップをお取りいただく」といったご案内になってしまうのが正直なところではあります。
水没や落下など明らかな過失が無いのに突然壊れる(しかも買ってからそう長くはない)と、なかなか腑に落ちないのはお気持ちとしてはすごく理解できますが、365日絶えず稼働している小さな精密機器の「基板」はさらに小さく、部品同士の間隔もカッターの刃先も入らないくらいの場所も多々あります。
自分の今まで使ってきたiPhoneはどれも一度も壊れた事がないという方も大勢いらっしゃるかと思いますが、
万が一壊れた時に最悪の事態(=大切なデータが無くなる事)だけは起こらないように「バックアップ」の習慣を
ぜひともつけて頂ければ幸いです。
前置きが長くなってしまいましたが、今回のiPhone11は先述の主電源のショートによる故障でしたので、
漏電箇所の修復により無事に起動を確認しました。
※テスト用のパネルはひび割れていますが、タッチは効きますので、基板の修復具合はチェックできます。
タッチ回路にも問題が無い事が確認できたら、元のお客様パネルを付けて確認します。
お客様ご希望により、プライバシーのためパスコードはお伺いせず、起動状態でのお返しとさせていただく形となりましたので、
パスコード入力画面までを確認して組み戻しを行いました。
最近はほとんどがiPhoneX以降のご依頼となっていますが、iPhone8以前の修理も承っておりますので、
諦めて自宅保管していた機種変更済みのiPhoneでデータ復旧をご希望の方はこの機会に一度お試しいただければと思います。
iPhoneデータ復旧にお困りの方はFIREBIRD修理センターまでご相談ください。